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クローン病患者と尿路結石 | 診断から緊急入院まで

※この記事は、筆者本人による医療体験記です。治療や診断は必ず医師にご相談ください。

IBD患者は尿路結石になりやすい

IBD(炎症性腸疾患)の患者は、尿路結石になりやすい傾向があると言われています。
私自身、クローン病と診断されてから約2年後、初めて尿路結石と診断されました。

この記事では、尿路結石によって通常入院、そして緊急入院・手術に至った経緯を、時系列でまとめています。

初めて尿路結石と診断されたとき(2002年・27歳)

ある日、突然背中に強い痛みが出ました。
外来で内科を受診しましたが、診察中に痛みが強くなり、動けなくなってしまいました。

尿路結石を疑われ、泌尿器科へ紹介。
鎮痛薬と補液の点滴を受けた後、CT検査を行い、尿路結石が見つかりました。

その際、
「IBD患者は水分やミネラルが体内に吸収されにくく、尿路結石ができやすい」
と説明を受けました。

結石は小さかったため、その日は、

  • 水分を多く摂ること
  • 鎮痛剤の処方

のみで帰宅しました。
後日、約2mmの結石が自然排出されました。

繰り返す尿路結石

自然排出された尿路結石

それ以降、およそ2年に1回のペースで尿路結石ができるようになりました。

痛みを我慢できる時もあれば、耐えられず救急受診することもありました。
クローン病による腹痛と、結石による痛みは自己判断が非常に難しいため、
「予約がなくても必ず病院に電話し、主治医に相談する」
ことを徹底していました。

画像の結石は、自然排出されたものです。
幅3mm、長さ4mmほどのもので、疝痛発作はかなり痛かったです。
膀胱まで到達すると、痛みは消えますが、男性の場合、膀胱から出口まで、
それなりに距離がありますので、膀胱から出るまでの途中は痛いです。
この結石は、尿道の途中で長い方が横になったらしく、強烈な痛みと血尿がありました。
尿意があっても、トイレに行くのが怖い、行かないといつまでも結石は出ないという、地獄のようなループでした。

7mm × 9mmの結石が見つかる(2025年・51歳)

右の股関節付近に痛みが出現。
クローン病の症状か結石か判断できず、病院を受診しました。

CT検査の結果、膀胱まで約2cmの位置に、7mm × 9mmの結石があることが判明。

自然排出の可能性がギリギリ残っているとの判断で、

  • 1か月間の自然排出トライ
  • 鎮痛剤の処方

となりました。

毎日約2リットルの飲水を目標に、下痢を悪化させない範囲で水分を摂取しました。

手術を決断する

1か月後の再診。
CT検査では、結石は全く動いていませんでした。

手術室の都合で、手術はさらに1か月後になるとの説明がありました。
しかしその頃、クローン病の治療で免疫抑制剤を使用する予定があったため、
免疫抑制剤使用後、5週後に手術を行う方針となりました。

「タイミングが悪い、かなり先になるな……」
正直、不安を感じていました。

突然の激痛、そして緊急搬送

風呂上がりの20時頃に、右股関節付近が痛み出し、次第に右背中にも痛みが広がってきました。
これまでにも軽い痛みは経験していたため、鎮痛剤を服用して様子を見ることにしました。

服用から2時間後、痛みは治まらず、それでももう少し様子を見ることにしました。
結果的に、この時点で病院に行っていれば…と後から思います。

深夜0時。
鎮痛剤服用から4時間後、吐き気を伴う激痛が出現。

かかりつけ病院に電話するも繋がらず、#7199へ連絡。
到着した救急隊の方に、以下を伝えました。

  • 痛む部位
  • 鎮痛剤を飲んだ時間
  • 尿路結石があること
  • 尿が出ていないこと
  • 免疫抑制剤使用中で感染症リスクが高いこと
  • 結石手術を予定していること
  • かかりつけ病院と連絡が取れないこと

その結果、かかりつけ病院への搬送が決まり、妻が付き添ってくれました。

緊急入院が決まる

処置室で鎮痛剤の点滴を受け、CT検査を実施。
尿管と膀胱の接合部に結石が嵌頓し、尿の流れが遮断されたことによる水腎症と診断されました。

医師から「どうしても帰宅したいですか?」と聞かれましたが、免疫抑制剤を使用していることへの不安があり、入院が必要なら入院したいと伝えました。
早朝5時、入院が決定しました。

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