※この記事は、筆者本人による医療体験記です。治療や診断は必ず医師にご相談ください。
レクタブル開始:2021年・47歳
レクタブルは、直腸からS状結腸にかけて泡状の薬剤を注入する注腸剤です。
使用を続ける中で、挿入時に痛みを感じることがあり、そのことを主治医に相談しました。
すると、キシロカインゼリーを処方してもらえました。
- 痛みがある場合は、我慢せず医師に相談したほうがよい
- キシロカインは麻酔薬のため、単なる潤滑目的では処方されない点には注意が必要
実際には、潤滑と鎮痛の両面で助けになりました。
レクタブルの効果
私の場合、S状結腸が主な患部だったため、薬が直接届く注腸療法は理にかなっていました。
- 使用開始から2〜3週間ほどで効果を実感
- 下腹部痛が軽減し、日常生活がかなり楽に
- レクタブルは約4週間使用して終了
短期間でしたが、局所治療としての効果ははっきり感じられました。
レクタブルの副作用・ステロイドへの不安
レクタブルはステロイド製剤のため、以下の点が不安でした。
- ステロイド依存にならないか
- ムーンフェイスやニキビ、脱毛などの副作用
過去にステロイドを使用した経験があったため、不安は正直ありました。
主治医からの説明は次のようなものでした。
- 腸からは吸収されるが、内服ほど全身には回らない
- 副作用のリスクは比較的低い
- 依存を避けるため、1日2回ではなく1日1回に調整
結果として、副作用は軽いニキビが少し出た程度で、それ以外の問題はありませんでした
狭窄と痔瘻:2021年・47歳
レクタブルで一時的に改善しましたが、次第に以下の症状が出てきました。
- 下腹部痛の再発
- 排便時の左下腹部・下腹部・肛門の痛み
経過観察していましたが、血液検査で炎症値(CRP)が上昇し、約20日間の入院となりました。
入院中の治療内容
- レクタブル:1日2回に増量
- 7日間絶食+点滴
- 8〜13日目:全食エレンタール
- 13日目以降:重湯から食事再開
実施した検査
- 血液検査
- レントゲン
- 大腸内視鏡
- 注腸造影検査
- 胃カメラ
- MRI(造影剤あり)
注腸造影検査は、肛門からバリウムを入れ、動く検査台の上で体を支えながら撮影する検査で、体力が落ちている時にはかなりきつかったです。
検査結果
- S状結腸の狭窄が進行
- 痔瘻が形成されていることが判明
CRPは正常値まで下がり、食事再開後も上昇しなかったため退院となりました。
レクタブルは退院後も継続し、外来で終了する方針となりました。
レミケードの間隔をさらに短縮:2022年・48歳
下血はありませんでしたが、
- 下腹部痛が少しずつ出現
- CRPが再び微増
そのため、レミケードの投与間隔を4週に短縮しました。
併せて、
- 朝食:エレンタール1本
- 昼食:エレンタール2本
に置き換えました。
しかし、早いと2週目、遅くても3週目には薬の効果が弱くなる感覚があり、主治医と相談の上、次の生物学的製剤へ移行することになりました。
レミケード後の治療選択
主治医から提案されたのは以下の2剤でした。
- ヒュミラ:自己注射
- ステラーラ:処置室で注射
説明内容は、
- 効果には個人差がある
- ステラーラは有望だが、後に取っておきたい選択肢
というもので、納得した上でヒュミラを選択しました。
ヒュミラ導入入院:2022年・48歳
ヒュミラ導入のため入院しました。
どうせ入院するならと、検査もまとめて行うことにしました。
入院中の流れ
- 入院期間:約6日間
- 前半5日で以下の検査を実施
- 大腸内視鏡
- CT(単純+造影)
6日目にヒュミラを初回投与しました。
事前に看護師さんから冊子を渡されていたので、内容はしっかり読み込みました。
アレルギー反応はなく、翌翌日退院となりました。
注射器の選択
ペンタイプを選択しました。
理由は、自分が怪我などで注射できなくなった場合、妻が代わりに打つなら、ペンタイプのほうが扱いやすいためです。
ヒュミラの効果と限界
ヒュミラは2週ごとの自己注射です。
- レミケード:4〜8週分を一気に点滴
- ヒュミラ:2週ごとなので、薬の濃度が比較的一定
そのため、体調の波が少ないことを期待していました。
実際には、
- 導入から約3ヶ月間は効果を実感
- 4ヶ月目:注射前に腹痛
- 5ヶ月目:2週目の途中で腹痛
- 半年後:2週目の初めから腹痛
と、徐々に効果が持続しなくなりました。
結果として、期待したほどの効果は得られず、次の治療としてステラーラへ移行することになりました。
ステラーラ導入までの間は、レクタブルを併用し、体調を大きく崩さないように調整していました。
クローン病の経過を時系列まとめ
クローン病と診断されてから現在まで、治療や入院、生活の変化を経験してきました。
その経過を時系列でまとめていますので、必要な部分だけでもご覧ください。



コメント