※この記事は、筆者本人による医療体験記です。治療や診断は必ず医師にご相談ください。
クローン病患者にとっての大腸内視鏡検査とは
クローン病になってから、年に1回定期的に大腸内視鏡検査を受けています。
指定難病受給者証の更新の診断書用と、癌などが出来ていないか、今の薬が効果あるのかの確認です。
体調が悪化した場合など、医師の指示があれば、それに従って検査を受けています。
IBD患者が定期検査を受ける時期
指定難病受給者証の更新の時に、診断書(臨床調査個人票)を提出するのですが、そこに大腸内視鏡検査を過去◯ヶ月以内に行ったという項目があります。
受給者証に記載されている有効期限で、いつごろ更新手続きの書類が届くのか、各都道府県のHPに記載があります。
その提出日に間に合うように、検査を受け、診断書を書いてもらいます。
私が通っている大学病院では、検査の生検に1週間、診断書に1ヶ月かかります。
余裕を持って提出したいので、3ヶ月前に検査を受け、更新の書類が来たらすぐに診断書を出します。
検査前日の食事と準備について
検査前日の食事内容は、病院によって異なります。
朝・昼は通常食で、夜はうどんなど消化に良いものを指定される病院もあれば、ダルムスペース食など、1日決まった検査食のみを指示される病院もあります。
いずれの場合も共通しているのは、
- 消化に悪いものを避ける
- 指定時間以降は食事をしない
という点です。
これを守らないと大腸内に便が残り、検査が十分に行えなくなる可能性があります。
就寝前には、指定された下剤を服用します。
検査当日の下剤(腸管洗浄液)について
検査当日は朝食を取らず、腸管洗浄液(モビプレップ、ニフレックなど)を飲みます。
洗浄液を病院で飲む場合と自宅で飲む場合がありますが、最近は病院で飲むケースが増えている印象です。
腸管洗浄液にはいくつか種類があり、量や味も異なります。
どの薬を使うかは、病状を考慮して医師が選択し処方してくれます。
洗浄液は量が多く、味も決して美味しいものではありません。
私はストローを使って飲むようにしています。
味を感じにくくなり、比較的楽に飲めます。
「少量ずつ飲むように」と指示されますが、
実際には「飲む → トイレ → 戻ってまた飲む」の繰り返しになるため、一気に飲んでいる感覚になります。
トイレ後に疲れて休んでいると、指定時間内(2時間程度)に飲み切れないこともあります。
目的は飲み切ることではなく、腸をきれいにすることなので、多少時間がかかっても問題ないと割り切っています。
クローン病で狭窄がある場合の注意点
クローン病で狭窄が強かった頃、私はニフレックで強い腹痛や吐き気を起こしたことがあります。
そのため医師に相談し、検査入院を選択していました。
検査入院では、
- 数日間の絶食
- 点滴による栄養補給
- 洗浄液の量を減らして検査
といった形で対応してもらっていました。
入院検査は外来に比べると手間はかかりますが、
他の検査もまとめて行えるため、結果的に精神的な負担は少なかったと感じています。
オストメイトになってからの検査の変化
オストメイトになってからは狭窄がなくなり、検査前後の痛みはかなり楽になりました。
また、便意を感じることがないため、トイレに慌てて駆け込む必要がない点も楽です。
ただし、ストーマからは少量ずつ排出が続くため、パウチ内の量を確認しないと、知らないうちにパンパンになることがあります。
また、
- 下剤の影響で面板が通常より溶けやすい
- 検査時にパウチを破かれることがある
という点には注意が必要です。
そのため私は、
- 検査後にパウチ交換ができる日程調整
- 予備のパウチを必ず持参
を心がけています。
検査当日の流れと持ち物のポイント
服装は脱ぎ着しやすいものがおすすめです。
念のため、替えの下着があると安心できます。
病院で下剤を飲む場合、手を洗う回数が多くなるため、大きめのハンドタオル数枚と、ハンドクリームを持参すると良いです。
当日の流れは概ね以下の通りです。
- 来院(時間は説明用紙を確認)
- 受付
- 血圧測定
- 下剤服用
- 便の状態を看護師が確認
- 順番待ち
検査内容は人によって異なり、
- ポリープ切除
- 生検
- マーキング
などが行われることもあります。
所要時間も変わるため、詳細は事前に医師へ確認しておくと安心です。
大腸内視鏡検査中の体勢と痛みについて
体勢の指示は医師や看護師から出されます。
体勢を変えることで内視鏡が通りやすくなり、痛みが軽減されるそうです。
検査中は部位によって体勢が変わります。
- 肛門〜下行結腸:仰向けで膝を立て、足を組む
- 横行結腸以降:左向きに横になり、ややお尻を突き出す体勢
検査中はおならを我慢しないことが大切です。
我慢すると苦しいだけで、お腹が張ってしまいます。
痔など肛門に病変がある場合は、おならで痛みを感じることもありますが、それでも我慢しない方が結果的に楽でした。
大腸自体はそれほど痛くありませんが、小腸まで観察する場合は、小腸部分で痛みを感じることがあります。
鎮静剤や麻酔の使用は病院によって異なります。
検査後の注意点と過ごし方
検査後は看護師から説明がありますので、その指示に従います。
帰宅前にトイレでガスを出しておくと、帰り道が楽です。
食事は、
- まず水分補給
- 1時間ほど様子を見る
その後、脂っこいものや刺激物を避け、消化に良い食事を取るようにしています。
空腹でつい食べたくなりますが、無理は禁物です。
検査内容によっては、
- 運動
- アルコール
- 入浴
が禁止されることもあります。出血予防のためです。
帰宅後は、
- 腹痛
- 出血
- 体調不良
がないか注意して過ごしています。



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