※この記事は、筆者本人による医療体験記です。治療や診断は必ず医師にご相談ください。
レミケード導入から約半年後に起きた体調変化
レミケード導入から半年ほど経ったころから、胃のあたりに痛みを感じるようになりました。
同時に、発熱することも増えてきたため、気になって外来で主治医に相談しました。
過去に横行結腸にクローン病の病変があったこともあり、再燃を疑いましたが、
血液検査では炎症反応はややあるものの、内視鏡検査などでは特に問題は見つかりませんでした。
救急受診と入院:2014年12月40歳
ある日、胃のあたりに激痛が走り、発熱と嘔吐があり、救急でかかりつけの病院を受診しました。
鎮痛剤を点滴してもらい、原因を調べるため、そのまま入院となりました。
入院後は絶飲食となり、点滴で腸を休ませることに。
検査としては、CTと内視鏡検査が行われました。
その結果、大腸由来ではなさそうという判断となり、さらに MRI、胃カメラ、腹部エコー が追加されました。
入院中には、定期の レミケード点滴 も行われました。
胃カメラでは異常はなく、腹部エコーの結果、胆石が原因であることが判明しました。
この胆石は、2013年にすでに診断されていたものです。
胆石の説明と手術までの方針
ここからは、肝胆膵の専門医に主治医が変わり、胆石についての説明を受けました。
説明によると、
- 大きな胆石が
- 肝臓・胆嚢と十二指腸をつなぐ管(胆管)の手前
- 胆嚢の出口付近で詰まっている
とのことでした。
手術が必要との判断でしたが、直前にレミケード(免疫抑制剤)の点滴をしているため、感染症リスクが高いとのこと。
そのため、「点滴後 4週間は間を空けたい」という方針になり、手術は1か月後の2015年1月に決まりました。
それまでの間は、
- 食事に十分注意すること
- 脂っこいものは胆汁が出て痛みが出るため控えること
と説明を受けました。
また、入院中に、麻酔科、呼吸器科、心電図など、手術前に必要な検査はすべて済ませました。
退院後〜手術までの食生活
退院後は、脂質を完全にシャットダウンした食事に切り替えました。
- 朝食:エレンタール
- 昼・夕食:ごはん、つみれ、白身魚、野菜の鍋
この生活を 1か月間継続しました。
「また痛くなるくらいなら…」という気持ちで、
ひたすらこの食事を続けた結果、一度も痛みが出ることなく手術日を迎えることができました。
胆嚢摘出手術:2015年1月40歳
手術前日(入院1日目)
手術前日に入院しました。
術式は、腹腔鏡下胆嚢摘出術。
胆嚢の出口付近をクリップで止め、胆嚢を摘出する手術です。
麻酔は 全身麻酔+硬膜外麻酔 との説明を受けました。
入院後、服薬スケジュールなど、入院中の予定表を渡されました。
- 昼食あり、夕食なし
- 昼にシャワー
- 夜に、手術用の点滴ルートを確保
手術当日(入院2日目)
術前
朝6時に下剤を服用。
1番目の手術なのに、トイレで慌ただしい状況でした。
- 入院用の寝間着(長い甚平)と、ふんどしに着替える
- 看護師さんと一緒にオペ室へ移動
- 執刀医、麻酔科医、看護師さんたちと挨拶
いくつもある手術室のひとつへ移動し、手術台に横になると、シーツをかけてもらい、寝間着を脱がされます。
背中を丸めた姿勢を取り、硬膜外麻酔が開始。
仰向けになってしばらくすると、そのまま眠っていました。
術後
術後は、病室へ戻るストレッチャーの上で、担当の看護師さんに起こされました。
その時の状態は、
- 顔に酸素マスク
- 背中に麻酔のチューブ
- 腕に点滴
- 尿道カテーテル
- お腹にドレイン
- 足に血栓予防のフットポンプ
- 心電図、血圧計
- 指に脈拍・酸素濃度計
まさに「フル装備」でした。
術後の経過
入院3日目(手術翌日)
- 朝から発熱
- 血液検査、レントゲン検査
- 抗生剤の点滴開始
- 背中の麻酔は終了
順調であれば抜けるはずの点滴・ドレイン・尿道カテーテルは、発熱が原因で安静のため継続となりました。
入院4日目
- 朝から平熱
- ドレインと尿道カテーテルを抜去
- 抗生剤点滴は継続
- 歩行開始(初回は看護師付き添い)
- 昼から飲水開始
とにかく、ひたすら歩きました。
入院5日目
本来なら退院予定日でしたが、術後に発熱があったため延期。
- 抗生剤は内服に変更
- 昼から点滴を外す
- 昼から五分粥開始
この日も、ひたすら歩きました。
入院6日目
- 血液検査
- 朝の回診で「問題なければ明後日退院」と説明
- 炎症値が正常に戻ったため、昼から全粥
- シャワー許可
夜の回診で、退院が正式決定しました。
入院7日目
- ひたすら歩く
- 退院療養計画書を受け取り
- 外来予定などの説明
退院後の注意点として、
- 入浴は外来まで禁止(シャワーのみ)
- 運動制限なし
入院8日目
退院しました。
退院後の経過
退院から2週間後に外来受診。
- レントゲン検査
- 診察
特に問題はなく、無事に終診となりました。
胆嚢摘出手術を受けて思ったこと
正直なところ、クローン病でなければ、ここまで慎重な日程にはならなかったと思います。
- 手術まで1か月空けることもなかったかもしれません
- 発熱もしなかった可能性があります
- 発熱したことで、ドレインやカテーテルの抜去も1日延期になりました
一方で、腹腔鏡手術は痛みが少なく、歩行にも大きく影響はありませんでした。
傷跡も目立ちません。
摘出した胆石

そして、お土産に摘出した胆石をもらいました。
最初はもう少し大きかったのですが、乾燥したのか少し小さくなっています。
今となっては、良い記念です。
クローン病の経過を時系列まとめ
クローン病と診断されてから現在まで、治療や入院、生活の変化を経験してきました。
その経過を時系列でまとめていますので、必要な部分だけでもご覧ください。



コメント